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映画「月と雷」見たのでのネタバレ、あらすじ、感想 書きます

映画「月と雷」は、2017年の10月7日に劇場公開された安藤尋監督によるヒューマンドラマになっております。

もとになっているのは直木賞受賞作家である角田光代による長編小説です。

 

原作の世界観そのままのタッチで映像化されているのが嬉しかったです。

 

「blue」や「海を感じる時」をはじめとする、揺れ動く女性の内面を描くのが上手い安藤監督ならではの作品になります。

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亡くなった父親が残した一軒家と勤め先のスーパーマーケットの2点を行き来するヒロインの泰子の生きざまを、初音映莉子が多彩な表情で表現していました。

結婚から出産へさらには幸せな家庭を築いていくことを望みながらも、突然の侵入者や周りの人たちに振り回されていく様子が印象深かったです。

20年前に泰子の両親の中を引き裂いた直子の役を、ベテラン俳優の草刈民代が静かな演技で表現していました。

ある日突然に泰子の家に転がりこんでくる直子の息子である智を、若手実力派俳優の高良健吾が熱演しています。

 

泰子の父親違いの妹亜里砂には、藤井武美がフレッシュなイメージを放っていました。

 

あてどなく彷徨い歩き自由気ままに生きていく直子と智の姿には、今の時代に忘れられてしまったものを感じることができました。

 

豊かな自然に囲まれている茨城県の田園風景と、穏やかに流れる時間が美しさ溢れていました。夜の田んぼのあぜ道を、自転車で2人乗りをしながらパトカーから逃げ回る泰子と智が微笑ましかったです。

 

20年前には幼い子供だったふたりの男女が、時を越えて結ばれていくシーンが感動的でした。

 

家族ではない4人がひとつ屋根の下で奇妙な共同生活を送ることによって、過去の過ちを許すことについて考えさせられました。

 

それぞれの心の傷は消えることなく、哀しみや痛みを抱えたままで生きていくことを決意する場面には胸を打たれました。

 

家族のあり方に疑問を持っている方や、人間関係の築き方に悩んでいる人に見て欲しい作品です。

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