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蠱毒ミートボールマシン ネタバレ 格差社会や労働者搾取へのメッセージ

映画「蠱毒 ミートボールマシン」は、2017年の8月19日に劇場公開された西村善廣監督によるヴァイオレンスエンターテインメントになっております。

 

2005年に劇場公開された「ミートボールマシン」では特撮を担当していた西村善廣が、本作品の中では映画監督として新たな才能を発揮していました。

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最先端の技術を駆使したビジュアルエフェクト

しがない街の取り立て屋である主人公の勇次が、ある日突然に巨大なフラスコの中に閉じ込められてしまうシーンが印象深かったです。

市街地と外の世界が遮断される瞬間の断面図を、最先端の技術を駆使したビジュアルエフェクトで再現していきます。

 

フラスコの中で謎の寄生生物に憑りつかれてしまった人類が繰り広げるバトルを、スリリングなタッチで描き切っていました。

全編を通して暴れ回るミートボールマシンの構造を、ディテールにまでこだわりぬいて設計しているところが良かったです。
人間が未知の存在に寄生されていくメカニズムを図解で説明しているところにも、目に見えない細部までエネルギーを注いでいることが伝わってきました。

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気弱な中年男の借金取りが、突如として変貌する様子には鬼気迫るものがありました。

ありふれた街中で披露される華麗なアクションシーンと、迫力満点のスプラッター映像が見どころになっております。

生身の人間でもなくロボットやアンドロイドでもない「ネクロボーグ」との、生き残りをかけた戦いに引き込まれていきます。

 

ブルース・リーやコーリー・ユンを思わせるような、カンフーや酔拳の使い手まで登場する、ルール無用の戦いが面白かったです。

スティーヴン・キングや小松左京をはじめとする、随所に散りばめられている古今東西のSF小説へのオマージュも見逃せません。

 

映画監督としてだけではなく中小企業の経営者としても活躍する西村監督らしく、本作品の中には格差社会や労働者搾取への鋭いメッセージが込められていました。特撮スペクタクルだけではなく美術や造形に興味を持っている人にも、見て欲しい映画です。

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