気になったことを書いていきます

[映画]ブランカとギター弾き、ネタバレ&感想

 

予告動画

ブランカとギター弾き、ネタバレ&感想

映画「ブランカとギター弾き」は、2017年の7月29日に劇場公開された長谷井宏紀監督によるヒューマンドラマになっております。

スポンサードリンク


日本人として初めてヴェネチア・ビエンナーレで出資を得た、長谷井監督によるデビュー作品になります。

 

盲目のギターリストとストリートチルドレンの少女が心を通わせながら旅をしていく様子を、情緒豊かなタッチで描き切っていました。

 

急速に経済的な発展を遂げているフィリピンの首都マニラの中で、取り残されてしまったかのようなスラム街が印象深かったです。

 

ドキュメンタリー映像と勘違いしてしまうほどの独特なカメラワークから、生命力溢れる街並みの隅々まで映し出していきます。

 

愛されることを知らない子供たちや、貧しさ故に未来に希望を持てない若い世代の人たちが犯罪行為に走ってしまうシーンには胸が痛みました。

スポンサードリンク


その一方では孤児として生まれ育ちながらも夢を捨てない、ヒロインのブランカの生きざまには心あたたまるものがありました。

主人公を演じているサイデル・ガブテロの、儚げなイメージの中にも強さを秘めた眼差しが良かったです。

 

主演女優のサイデルをはじめとするほとんどの役者さんたちが、演技経験のない素人の俳優だと言う事実には驚かされました。

 

監督自らが現地を歩き回りながら、ひとりひとり綿密なキャスティングをしていく様子が浮かんできました。

 

ワークショップを開いて熱心に演技指導をすることによって、単なる現地ロケでは終わらない国際交流が生まれていくことを感じました。

 

スクリーンの中で演じている役割と現実の世界での生活が近いことによって、架空のキャラクターたちに親しみやすい魅力が湧いています。

光を失っても他の誰かへの優しさを忘れることのない、ピーターの歌声には胸を打たれました。

 

道中憎まれ口をたたき合いながらも信頼関係を築き上げていく、ビアンカとピーターの姿が感動的でした。

 

家族を知らない少女が旅の終わりに見た光景を、多くの人に見て欲しいです。

スポンサードリンク