
[映画]ミニオン大脱走-ネタバレ&感想
映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」は2017年の7月21日に劇場公開されて現在でも上映中の、ピエール・コフィンとカイル・バルダのふたりの共同監督によるアニメーション映画になっております。
いたずらが大好きなミニオンの活躍をコミカルなタッチで描ききった、「怪盗グルー」シリーズの第3弾作品になります。
予告動画【youtube】
好き勝手に悪行の限りを尽くしてきたグルーが、反悪同盟から愛想をつかされてしまうオープニングが笑いを誘います。
懲りないグルーに生き別れになった双子の弟が参戦することによって、新たに繰り広げられる冒険に引き込まれていきます。
リゾートテイストあふれるビーチや太陽の光が降り注ぐ市街地を舞台に設定して、前作以上の大あばれが迫力満点でした。
お金持ちの弟に骨抜きにされてしまったグルーを見捨てて、ミニオンが新たなボスを探すシーンが印象深かったです。
安定志向を嫌い常に新しいタイプの冒険にチャレンジしていく様子は、シリーズを重ねても変わることのないミニオンの魅力なのかもしれません。
ミニオンがステージ上で歌って踊る、華麗なパフォーマンスを披露する場面が可愛かったです。
本作品の中の悪役として登場するバルタザールが身にまとっている、1980年代を思わせるファッションが懐かしかったです。
ダイアー・ストレイツやマイケル・ジャクソンをはじめとする、オールディーズナンバーがぴったりとはまっていました。
クライマックスシーンに登場する巨大なロボットが、最先端の技術を駆使したCGで描かれていながらもどこかレトロなムードを感じることができました。
かつては天才的な子役だったバルタザールが、想いのうちを吐き出す様子にはほろりとさせられました。
生き別れになった兄弟や娘たちの成長していく姿や冒険など、ファミリー層に訴えかけていくエピソードがたっぷりな作品です。
子供たちはミニオンの冒険を楽しみながら、大人たちは懐かしの80年代を思い出すことができる映画です。