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[映画]パターソン-感想&ネタバレ

 

総合評価9/10

ルーティンワークのごとく仕事をこなす主人公のパターソンの役を、アダム・ドライヴアーが静かな演技で表現していました。

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毎朝家を出て車窓から街並みを眺めて、帰ってきた後には犬を散歩させて仕事終わりの1杯にビールを飲む姿には癒されます。

 

毎日の暮らしの中で趣味の詩作にふける様子は、知的な雰囲気があって味わい深かったです。

 

アメリカを代表する女性詩人のエミリー・ディキンソンについて、近所の女の子と激論するシーンが良かったです。

パターソンを優しく見守っている美しい妻のローラの役には、ゴルシフテ・ファラハニが多彩な表情で表現していました。

 

毎朝夫のためにお弁当を作り、パターソンの詩人としての才能を疑わない姿が微笑ましかったです。

 

ある日突然に焼いたひとつのカップケーキをきっかけにして、平和な日常が突如として動き始める瞬間を上手く捉えていました。

ストーリーの後半にパターソンを導く日本人の詩人として登場する永瀬正敏が、圧倒的な存在感を放っていました。

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1989年に公開された「ミステリー・トレイン」以来27年ぶりとなる中でも、ジャームッシュ監督と息の合ったコンビネーションが見どころになっております。

 

パターソンと詩人のふたりが出会うことになる、ベンチがたたずみ滝の見える公園の風景が美しさ溢れていました。

 

生まれや価値観を乗り越えて詩を通して心を通わせていく場面には、映画を超えて変わらぬ友情を築き上げてきたふたりの監督と俳優の絆に重なり合っていきます。

 

最後までドラマチックな出来事が起こらないところが、ジム・ジャームシュの作品の魅力なのかもしれません。

 

毎日の繰り返しや日々の仕事に疲れ気味の方に見て欲しい映画です。

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