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[映画]いつも心はジャイアント実話-ネタバレ感想

映画「いつも心はジャイアント」は、2017年の8月19日に劇場公開されて現在でも上映中のヨハネス・ニホルム監督によるヒューマンドラマになっております。

 

スウェーデンのアカデミー賞とも言われているゴールデン・ビートル賞を受賞するなど、国内外問わず高く評価された作品になります。

ハンディキャップを抱えて生きてきた青年と、とあるスポーツとの出会いが感動的なストーリーです。

 

頭蓋骨が徐々に変形していく難病に苦しみながらも、毎日を懸命に過ごす主人公のリカルドの姿が印象深かったです。

 

ひたむきな主人公に時おり浴びせられる、寛容性のない差別や偏見には胸が痛みました。唯一無二の理解者であるはずの母親が身も心も傷ついて遠く離れた場所にいる、リカルドの寄る辺のなさが伝わってきました。

 

ある日偶然にもペタンクという球技の中に希望を見いだすことによって、人生が変わる瞬間を上手く捉えていました。

 

木製のビュットと呼ばれる標的とボールの距離感を競い合う、風変わりな競技が興味深かったです。

 

少しずつでも周囲の人たちと打ち解けていきながら、信頼関係を築き上げていく様子が微笑ましかったです。

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全編を通して挿入される映像の中でも、リカルドの頭の中の空想の世界が映し出されていく場面が面白かったです。

 

豊かな自然に囲まれている北欧の山々や野原の中を、古代の神話から伝わる巨人が駆け抜けていくシーンが幻想的でした。

 

淡い色使いによって描き出される夢物語と、主人公が経験している厳しい現実の世界とのコントラストが鮮やかでした。

 

言葉や想像力は今の時代余りにも無力なのかもしれませんが、時には誰かのエネルギーにもなり得ることを感じました。

 

自分と異なる存在をあっさりと排除することなく、どれだけ受け入れることができるのか考えさせられました。

 

多くの異形の存在が同じ時間同じ場所で共存できることが、豊かな社会なのかもしれません。

 

デイヴィッド・リンチの「エレファントマン」に涙した世代の人に見て欲しい映画です。

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