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人生フルーツーネタバレ感想

予告動画【youtube】

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「人生フルーツ」の主人公の二人、津端修一さんと英子さんのご夫婦の本は以前から読んでいましたが、修一さんが亡くなられたこととその様子をこのドキュメンタリー映画に収めているとは思っていませんでした。

 

本を勧めてくれた母と映画を観に行きましたが、後半は涙が止まりませんでした。

本の中では高蔵寺ニュータウンに建てた家で畑仕事や料理をしている二人がユーモラスに穏やかに描かれていたので、その二人の様子が見られるのかと思っていました。

 

けれども、映画では修一さんがあの家を建てて暮らしてくことになった経緯と戦争の時の話、そして修一さんの死の様子からその後の英子さんまでが映し出されていました。

今まで映画で役者が「死んだ人」を演じているところは何度も観たことがありましたが、まさか修一さんの死に顔が映し出されるとは思っていなかったので静かに眠っているように亡くなられた修一さんの顔がスクリーンに映し出されたときは正直少し戸惑ってしまいました。

 

自分の身内の葬式で親戚の死に顔は見たことがあるのに、修一さんは常にテレビに撮影されているような役者ではないにしても、実在する人の死を見てこれは誰にでもある普通のことなんだなと胸にすっと落ちてきました。

そして英子さんが言っていた「次の世代に渡したい」という言葉にはっとさせられました。

私は30代になってもまだまだ自分のことで精いっぱいで未来の人たちのことを考える余裕がありません。

 

人よりも少し聴力が低いので仕事について上司から説明されてもすべてを聞き取ることが出来なくて、何度も何度も聞き返してしまいます。それが一回や二回だったらまだいいのですが、聞こえないことが頻繁にあるので一つの案件について聞き直したいことが最低でも十回はあるのです。

 

それを言い出すことが出来なくて、別の人に教えてもらったり文書で確認をしたりして何とか仕事に取り組んでいます。

はじめから「聞こえない」と打ち明けてしまえたらいいのに、それもできず仕事の遅い自分をいつもどこかで責めていました。

でも修一さんと英子さんが自分たちのペースでゆっくりと畑仕事をしているのを見ると、無理して早く歩こうとしなくてもいいのかもしれないと思いなおしました。

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まだ何かはわからないけど、自分には自分にしか渡せないものがあるのかもしれない。

次の世代の人たちに一つでも豊かなものを渡せるように、とりあえずは自分の場所で頑張っていこうと思いました。

二人と同じことは多分出来ないけれど、修一さんと英子さんは私の目指したい大人のひとたちです。

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