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[映画]あなた、そこにいてくれますか-ネタバレ&感想

映画「あなた、そこにいてくれますか」は、2017年の10月14日に劇場公開されて現在でも上映中のホン・ジヨン監督によるSFラブストーリーになっております。

 

もとになっているのはフランスの小説家であるギヨーム・ミュッソによる「時空を超えて」になり、舞台を韓国に移して映像化されている作品になります。

 

今は亡き恋人を求めて、タイムスリップをする主人公の冒険と恋愛が心温まるストーリーです。

 

カンボジアを訪れた医師のスヒョンが、「願いを叶える薬」を手に入れるところから物語は始まっていきます。

 

かつての愛する人であるヨナへの想いを胸に抱き、1985年へと時の流れをさかのぼって旅に出ます。

 

たどり着いた先で若き日の自分自身と向き合ううちに、スヒョンの心の中に過去を変えることに対して疑問が湧いていきます。ヨナの気持ちを無視したままの自己満足な行動に気付いたスヒョンは、ある決意をします。

 

現在の年老いたスヒョンの生きざまを、キム・ユンソクが静かな演技で表現していました。30年前の希望と若さに満ちあふれているスヒョンの役を、ピョン・ヨハンが熱演していました。

 

疲れ果てた中年男性とハンサムな好青年が、一見すると似ても似つかないところがユーモアセンスたっぷりでした。

 

現在の自分と過去の自分が言葉を交わすうちに、不思議と両者のコントラストが薄れていきます。ひとつひとつのセリフや何気ない動作によって、徐々にふたつのキャラクターがひとつへと収斂していくところが面白かったです。

 

タイムトラベルやパラレルワールドをはじめとするSF的な要素をテーマにしていながらも、CGや特撮を使っていないところが斬新でした。

 

主人公が過去を変えることによって、現在の大切なものを失ってしまう場面には胸が痛みました。

 

今この瞬間と周りにいる人たちこそがかけがえのない存在だと考えさせられました。

 

若い頃に思い描いていた未来と現在の自分を比べながら、幅広い世代の方に見ていただきです。