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氷菓ーネタバレ&感想

映画「氷菓」は、2017年の11月3日に劇場公開されて現在でも上映中の安里麻里監督による青春ドラマになっております。

 

もとになっているのは米澤穂信による人気のミステリーシリーズ第1弾になり、フレッシュなラインナップによって映像化されている作品になります。

 

主人公の神山高校の1年生である折木奉太郎を、山崎賢人が静かな演技で表現していました。

 

姉に言われるままに古典部に入部して、平穏無事な学園生活を送ることを望んでいる様子がユーモアセンスたっぷりでした。好奇心旺盛なヒロインの千反田えるの役には、広瀬すずのイメージがぴったりとはまっていました。

 

自由気ままに振る舞うえるに巻き込まれていきながらも、徐々に生き生きと変わっていく奉太郎が良かったです。ありふれた学校の何気ない毎日に潜んでいる、様々な謎に挑んでいくふたりが微笑ましかったです。

 

教室の鍵から始まった小さな謎解きが、思わぬ事件に繋がっていくストーリー展開が面白かったです。過去の文集を探し出していくうちに、今現在の人間関係に変化を及ぼしているのが印象深かったです。

 

1967年の学園祭の秘密に行き当たった瞬間に、張り巡らされた伏線の数々に驚かされました。

 

無関係に見えていた登場人物たちに繋がりが生まれ始めて、ばらばらだったエピソードがひとつに収れんしていくシーンが圧巻でした。

 

物語の背後に見え隠れする、1960年代の学生運動や全共闘世代についても考えさせられました。

 

一丸となって権力に立ち向かっていった、若者たちのエネルギッシュな振る舞いや言動には圧倒的なものがありました。

 

当時に想いを巡らせていきながら、現代に生きる主人公たちが知恵を絞って推理に没頭していく場面が感動的でした。

 

何事に対して無関心を貫き通す今の若い世代の、隠されている熱い想いが伝わってきました。

 

毎日の学校生活に物足りなさを感じている、中高生の皆さんに是非とも見て頂きたい映画になります。