私の好きな映画を紹介します。

パーティーで女の子に話しかけるには-ネタバレ&感想

本作は、ヘドヴィッグアンドアングリーインチの監督による、青春映画です。

宇宙からきた女の子ザンとパンク好きの主人公が二日間だけ地球で過ごす、それもパンクを知るために地球で過ごすお話です。

一見パッとしない容姿の主人公は、シド・ヴィシャスに影響されたような格好の友人らと、日々パンクバンドのライブに行ってはバンドのレビューや漫画を書いた小冊子ファンジンを作る日々を送っていて、時々ナンパに失敗しながらイギリスの田舎町でなかなか楽しく暮らしています。

主人公は、たまたま空き家で謎の集会をする集団のなかにいた反抗的な女の子ザンに出会い、なぜかパンクをキーワードに意気投合し、彼女のパンクを知りたいという希望を叶えます。噛み合わない会話をしながらもデートをしたり、地球での思い出を増やします。

冒頭の主人公たちの生活がうかがえる部分はとてもポップで、青春映画の幕開けという感じでわくわくします。

狭いライブハウスの熱気や、ドレスを着たバンドマンがシャウトするシーンなどは、アングラな雰囲気が満載で、現代のライブ好き、音楽好きは思わずニヤリとしてしまうのではないでしょうか。

ザンが着るお洋服もスマートで、かっちりかためたヘアースタイルとちょっとミスマッチなところがとても可愛らしいです。

グッズもTシャツやトートバッグなと充実していますので、ファッション好きにもおすすめできます。

ただ、一つ注意していただきたいのは、このあらすじだけをよんで、せつない青春ラブストーリーだと思って見に行かないことです。

コミカルな演出も多いですし、宇宙人たちとパンクたちの抗争シーンは笑いとシュールさが満載です。

また、ここで描かれるパンクのイメージも、もしかすると音楽好きの人にとってはちょっとステレオタイプに感じるかもしれません。

ある程度B級映画に慣れている人の方が、受け入れやす位と思います。

見せ場であるザンの即興ライブのシーンも途中から予想外の演出がなされますので、ついていけなくなる人も多そうです。