
8年越しの花嫁ーネタバレ&感想
これは実話をもとにした話なのですが私も結婚をしているので、とても他人事とは思えず見入ってしましました。
あらすじは、結婚式をひかえたカップルが幸せの絶頂から絶同へのどん底へとたたきつけられる過程を通して徐々に彼女の寿命や容姿が変わっていく中日々の生活と彼女との結婚生活を選ぶべきなのかどうか葛藤する主人公の苦悩の人生の一部です。
主演は主人、公尚志(佐藤健)そしてヒロインは、麻衣(土屋太凰)。主人公役の佐藤健の演技はいつも思うのですが完全に役に入り切って演じているところが見ものです。
なぜなら彼はナルシストとして知られていて普段は相当な自信家で今回のような控え目だけど内面の悲しみを出すという役には向いていないと思われたからです。
主人公は懸命に麻衣がこん睡状態から目覚めるまで介護をするわけですが、その途中でこれをつづけるべきかどうか悩むシーンがあるのですがちょっとこれは悩みすぎ?というか本当に悩むなら顔には出さずに無表情になるんですが・・・とツッコミを入れるシーンもありました。
原因不明の病で麻衣の体は日々衰えていって手術を繰り返すうちに別人へと変わっていきます。
自分の記憶の中ではあんなに元気だったのに信じらないという回想を主人公は繰り返しますが、現実は甘くありません。
さらに追い打ちをかけるようにヒロインに新たな病が告知されます。
卵巣がんであると告知されたヒロインはさらに手術をするのですがこの後意識不明から心肺停止状態に陥り生死の境をさまよよいます。
体も全身チューブだらけ、それでも結婚を決めたからには絶対彼女は回復するという主人子の祈りは“正義であるから負けるはずがない!”というすさまじい意志をヒロインの弱るからだとは反対にさらにその意思を燃え上がらせるという結果になり、主人公の祈りが通じたのかヒロインの意識は回復しますが、まだここでおわりではりありません。
意識は回復したものの、「誰?」とヒロインに言葉を返されて再びどん底へと追いやられます。それの間ヒロインへの介護をつづけていた主人公はさらにその倍以上の期間介護を強いられるわけですが麻衣に対する愛の信念は強く必ず勝つ!!という表情を佐藤健が見事に演じて、同じ病気に苦しむ方々もそれに光明を感じたことでしょう。
日々回復していくヒロインは自力で立ち上がれるまでそこからさらに8年かかりそこでやっと主人子の切に望んでいた結婚式そしてハッピーエンドへとこぎつけるわけです。
“正義であるから負けるはずがない!”と願っていれば思いはかなうという。
願いの具現化を映像化したすばらし作品でした。
皆さんもぜひ劇場でご覧ください。