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ゴッホ[最期の手紙]ーネタバレ&感想

評価90点

映画「ゴッホ 最期の手紙」は、2017年の11月3日に劇場公開されて現在でも上映中のドロタ・コビエラとヒュー・ウェルチマンのふたりの共同監督によるアニメーション映画になっております。

 

ゴッホの絵画をモチーフにして、俳優たちが演じた映像が油絵で描かれている世界初のペインティングアニメになります。

 

誰もがしるゴッホの残した数多くの名画に隠されている、知られざるエピソードを深く掘り下げていきます。

 

今現在でも諸説あるゴッホの死の真相を、ひとりの青年が追い求めていくスリリングなストーリーです。

 

郵便配達人のルーランの息子であるアルマンが、自殺したゴッホが弟のテオに宛てた手紙を届けにいくためにパリへと旅立ちます。

 

父親と偉大な画家の交流に想いを巡らせていきながら、テオの消息を探って各地を放浪します。

 

無鉄砲ぶりが災いしていく先々で衝突を繰り返してしまいますが、時にはハンディキャップを抱える子供を守るために体を張って立ち向かっていきます。

 

旅先でテオの死を知ったアルマンの中で、徐々にゴッホの自殺に対する疑惑が湧き上がっていきます。

 

ゴッホの終焉の地であるパリ北西部のオーヴェル=シュル=オワーズに辿り着き、画家の死を看取った医師ガシェから驚くべき真実が明かされます。

 

生前多くを語ることがなかったゴッホが、自らが描いた絵を通して語りかけてくるような不思議さがありました。

 

100年以上の時を越えて、現代によみがえった炎の画家の生きざまが感動的でした。

 

世界中からゴッホを愛するアーティストたちが集まって、せっせと執筆活動に打ち込んでいく様子が思い浮かんできました。

 

日本からはただひとり狭き門をくぐり抜けて、古賀陽子さんが125人のうちの1人に選ばれているのが誇らしかったです。

 

映画館にいながら動くゴッホの絵を味わうことができる、貴重な体験型アートになります。

 

2017年の10月24日から上野東京都美術館で開催されている「ゴッホ展」と合わせて楽しんで頂きたいです。