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女神の見えざる手-ネタバレ&感想

映画「女神の見えざる手」は、2017年に劇場公開されて現在でも上映中のジョン・マッデン監督による社会派サスペンスになっております。

 

マスコミの報道や世論をコントロールしながらアメリカ社会を陰から操る、ロビイストの実態に迫っている作品になります。

 

オリンピックの誘致から大統領の当選まで動かすと言われている、「見えざる手」には驚かされました。銃規制の賛否両論によって揺れ動く現実の世界の世相を鋭く反映させた、タイムリーなストーリーになります。

 

真紅のルージュと最先端のファッションに包まれている、ロビイストのエリザベス・スローンの姿が美しさ溢れていました。

 

「女神」のニックネームで畏れられているヒロインを、ジェシカ・チャスティンが華麗な演技と静かな表情で表現していました。

 

仕事に人生を捧げて、プライベートにも恋愛にもまるっきり興味を示さない様子が印象深かったです。

 

自らの信念に基づいて、巨大なロビー会社から弱小グループへと移籍への決意を固めるシーンが感動的でした。

 

銃規制法案の撤廃を目論んでいる権力者たちが次々と仕掛ける、狡猾な罠がスリリングでした。

 

エリザベスを導いていく上司のシュミットを演じている、ベテラン俳優のマーク・ストロングが圧倒的な存在感を放っていました。

 

敵ばかりでなく味方に対しても心を開くことがなかった主人公の、徐々に変わっていく姿には心温まるものがありました。

 

ヒロインの過去のスキャンダルが暴露されていきスタッフの生命の危機が迫っていく中でも、身体を張って仲間たちを守り抜く場面には胸を打たれました。

 

多くの人の上に立つ存在として、自らが先陣を切って周りの人たちにお手本を示すことを考えさせられました。

 

国家権力や時の政策を操作していくロビイストも、ひとりひとりの人間の心までは動かないことが伝わってきました。

 

全編を通して冷血サイボーグのようなエリザベスがラストに見せた、エモーショナルな一面を多くの人に見て欲しいです。