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映画「ザ・サークル」-ネタバレ&感想

映画「ザ・サークル」は、2017年の11月10日に劇場公開されたジェームズ・ポンソルト監督による社会派サスペンスになっております。

 

憧れの情報企業「サークル」に入社したヒロインに待ち受けている、思わぬ事件が映し出されている作品になります。優れた技術に潜んでいる落とし穴と、テクノロジーと人類の関係性について考えさせられるストーリーになります。

 

ある出来事がきっかけになって小型カメラの実験モデルに抜擢された新入社員のメイを、エマ・ワトソンが多彩な表情で表現していました。自身の生活の全てを公開する様子には、現実のネット社会への鋭いメッセージや風刺が込められていました。カリスマ的な人気と謎めいた過去を持つ経営者のベイリーの役には、トム・ハンクスが圧倒的な存在感を放っていました。

 

全人類の一体化と透明化を推し進めている姿には、得体の知れない不気味さがありました。更なる発展と新サービスを展開していくベイリーに対して、次第に疑惑を深めていくメイの表情が印象深かったです。

 

現実の世界の街中にも監視カメラが増えていき、ひとりひとりの人間が無機質な存在になっていくことを感じます。自分と他人との間に秘密がなくなってしまった未来では、アイデンティティーさえも消えていくのかもしれません。

 

この映画のタイトルだけではなく、全編を通して散りばめられている丸いイメージが心に残りました。

 

メイが入社したきっかけになった面接会場から不条理な世界へと引き込まれていくカメラまで、多くが〇によって支配されているのが面白かったです。

 

閉じられた巨大な輪の中から、自らの意思で脱出を試みていく主人公が感動的でした。

 

物語の舞台になる全面ガラス張りのオフィスからは、やたらと透明性をアピールしていることが伝わってきました。

 

政治の透明化を訴えながら、権力を握った途端に心変わりをしてしまう政治家を思い浮かべてしまいました。

 

SNSをはじめとする最先端のメディアに依存気味の方に見て頂きたいです。