私の好きな映画を紹介します。

「帝一の國」ネタバレ&感想

原作の漫画を実写化した映画です。

 

漫画の実写化というとストーリーやキャラ設定のみを同じにして、結末やお話を新しく作り変えてしまうものが多いですが、この映画は漫画ファンにとっては嬉しいことに忠実に漫画を実写化したものです。

 

舞台は、元海軍学校だった超進学校。この学校は何人もの政治家を輩出しています。

 

いわば政治家のご子息が通うお金持ち学校です。

 

この学校の生徒会に入れば、生徒会員は有名私立大学への入学を約束され、生徒会長は東大への入学を約束されます。

 

さらに生徒会長となったものは総理大臣への道が開けています。

 

という、昔の日本にはありがちな政治の世界へと直結している裏の世界となっているのです。

 

そんな世間一般とはかけ離れた学校に入試の成績トップで入学したのが、帝一という主人公です。

 

帝一には大きな野望があります。

 

それはこの学校の生徒会長になること、そしてゆくゆくは総理大臣になり、自分の國をつくることです。

 

その為に何が何でも生徒会長になろうと野心を抱き入学します。この学校の生徒会長選は少し変わっています。

 

まず候補者は立候補制ではなく、現生徒会長の指名制。投票の有権者は全校生徒ではなく、各クラスのルーム長と副ルーム長、運動部と文化部の部長という数十人のみです。

 

なので1年の帝一が生徒会長を目指すには、ルーム長になることと、2年の次期生徒会長候補に取り入る=選挙戦を支援することが必須となるのです。

 

内容のほとんどはこの生徒会長選を描いたものです。

 

帝一が2年の候補者を生徒会長にしようと様々な策を練り奮闘します。

 

印象に残ったシーンは、ふんどし一丁で帝一たちが和太鼓を叩くシーンです。

 

文化祭の開会式の演出を任された帝一が選挙で先輩が有利になるようにと考えた演出です。

 

運動部の部長との一体感が出るようにというのが狙いですが、なぜふんどし一丁で和太鼓なのかがとても謎だなと思い面白かったです。

 

また大部分は先輩候補者の選挙戦ですが、ラストで描かれる帝一世代の選挙戦で友達の弾に1票差で敗れるシーンも印象的でした。

 

あんなに生徒会長にこだわっていた帝一ですが、最後は自ら弾に票を入れ勝ちを譲ったのです。

 

これには驚きでしたが、勝ちよりも人望をとったという帝一の言葉にどこまでも戦略家として描かれていて世界観がユニークで面白いなと感じました。