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パーフェクト・レボリューション‐ネタばれ&感想

映画「パーフェクト・レボリューション」は、2017年の9月29日に劇場公開されて現在でも上映中の松本准平監督によるヒューマンドラマになっております。

 

身体障害者の性にまつわる支援活動に取り組んでいる、熊篠慶彦の実話からインスパイアされたストーリーになります。

 

肉体的な障害を抱えている男性と、精神的な障害を持つ少女との交流が映し出されている作品になります。幼い頃の脳性麻痺が原因となって、クマは手足が動かなくなり車椅子生活を送っています。

 

障害者に対する性の理解を深める活動中に、美しい女性のミツと出会いました。

 

ミツ自身もパーソナリティ障害に苦しみながらも、風俗嬢としての仕事を惰性で続けていきながら毎日を過ごしています。

 

付きまとうミツに初めは困惑していたクマも、徐々に心を開いていきお互いに惹かれ合っていきます。

 

ふたりの想いとは裏腹に、周囲の偏見や無理解によってクマとミツは次第に引き裂かれてしまいます。

 

必要以上にセンセーショナルに陥ることなく、淡々とクマを演じていたリリー・フランキーには共感することができました。

 

ヒロインのミツの烈しく揺れ動く心の内面を、清野菜名が多彩な表情と繊細な演技でアプローチをしているのも良かったです。

 

親戚縁者一堂が集結している法事の場に、クマとミツがふたり連れ立って出席するシーンが印象深かったです。

 

仲睦まじく寄り添うふたりに対して、あからさまに嫌悪感を見せる人たちの振る舞いには考えさせられました。

 

タイトルに「革命」と名付けながら、世間一般の固定観念にあっさりと打ちのめされてしまう様子には胸が痛みました。

 

自分自身を変えることができなかったミツと、自らの欲望に対して忠実に人間らしく生きたクマとのコントラストが鮮やかでした。

 

クライマックスシーンでの、ホテルの別れのダンスシーンが圧巻です。

 

熊篠慶彦が出演する映画「マイノリティーとセックスに関する、極私的恋愛映画」と合わせて見て頂きたいです。