私の好きな映画を紹介します。

私の中のあなたーhuluおすすめ映画

映画「私の中のあなた」は、2009年にアメリカで制作されて現在Huluで配信中のニック・カサヴェテス監督によるヒューマンドラマになっております。

 

キャメロン・ディアスがはじめての母親役にチャレンジしている作品になり、頭を丸刈りにするなど体当たりのパフォーマンスを見せています。

 

11歳の少女が両親を訴える前代未聞の裁判を通して、生命の意味について考えさせられるストーリーになります。

 

オープニングの弁護士事務所の門をくぐり抜けていく、ヒロインの不安げな表情と眼差しが印象深かったです。

 

アナ役に選ばれたアビゲール・ブレスリンの、子役とは思えない繊細なアプローチが良かったです。

 

難病に苦しんでいる姉のケイトのドナーのために、プログラムによって生み出され幾度となく移植手術を受けた過去には胸が痛みました。

 

これ以上の臓器提供を拒むために、自らの意志によって裁判を起こす決意が感動的でした。

 

その一方ではケイトのことが大好きだったアナが、突然に態度を豹変させ反旗を翻した展開には疑問が湧いてきました。

 

アレックス・ボールドウィンが演じているアナの弁護士が、法廷にまで連れていく犬の存在も気になります。

 

小さな謎を残しつつさり気ない伏線を張り巡らせながら進んでいく物語に惹き込まれていきます。

 

全てのエピソードがひとつに収斂していき謎が解けたときに待ち受けている、思いがけない答えには胸を打たれました。

 

原作の小説を既に読んでいる方でも、新鮮な気持ちで見ることができる映画です。

 

原作者であるジョディ・ピコーが描いている、センセーショナルなクライマックスシーンも確かな味わいがありました。

 

一方カサヴェテス監督の脚色による、静かで落ち着いたムードを感じることができるラストにも忘れがたいものがありました。

 

小説であれ劇場版であれ、根底にある命の尊厳を扱ったテーマは揺るぎないです。自らの血を分けた大切な人を思い浮かべながら見て欲しい作品です。