私の好きな映画を紹介します。

映画[火花]-ネタバレ&感想

評価:8/10

菅田将暉さん演じるひよっこの芸人アメンダーズの徳永と桐谷健太さん演じる同じくひよっこ芸人アホンバースの神谷がひょんなことから出会い、お笑い芸人のリアルな現実をテーマに、徳永と神谷の絆、お笑い芸人とはどんなものであらなければいけないのかを表現した映画です。

 

徳永の髪色を変える、破天荒だが若い悩みのあ る人柄を演じるのには菅田将暉さんは適役だと思ったのです。見る前はあのかっこいい菅田将暉さんがお笑い芸人の役をやるなんてどんな感じなんだろうと思いましたが、面白いお笑い芸人を大阪弁を使って、ものの見事に演じていて感心したのです。髪色が金髪の菅田将暉さんは貴重と思ったと同時に、こんなカッコいいお笑い芸人がいたら、惚れてしまうと思うほどのアングルだったです。

 

徳永と神谷の絆が深まっていく、物語の流れが、歌舞伎町の飲み屋で鍋をつつきながらがお決まりになるというのも、新鮮、今風で神谷が徳永の人間性をそのまままっすぐ持ってやっていけば、売れるお笑い芸人になれると背中を押してくれる頼もしいお兄さんの存在でありながら、親友にも見える、2人の凸凹だが噛み合った関係がいい味出してて、信頼関係が和やかに結ばれているコンビになっていく描写がとてもよかったです。

 

真樹のアパートを出る時、徳永が、勃起してる自分を本当に神谷を励まそうとするシーンは、本当にやるんかいと突っ込みたくなる、面白いシーンなのに何故かその後の真樹とお別れした後の徳永と神谷の顔を見ると感動をしてしまうのだから、この映画の世界観、作り方はすごいなと思ったのです。

 

そして、徳永が、相方の山下の彼女が妊娠してしまい、最後のライブを行った時も、思ったことを逆のセリフにしてネタにして言うシーン、熱い男の友情だなと涙が出そうになるほど引き込まれたのです。

 

徳永がその事をずっと秘密にして会わないまま神谷と再会して、神谷が今の徳永と過去の徳永、まるごと全て背中を押す姿勢に見ているこちらも癒されたと同時に、お笑い芸人の世界は大変なことが多い世界でも笑っていないといけない厳しい世界なのだと痛感させられ、考えさせられるきっかけとなったのです。

 

人生はバットエンドじゃないという終わり方は、神谷とまたお笑い芸人を続けていく徳永の決意と人生の表明のように私自身は感じ、2人の続きが見たくなる、終わっちゃうのが寂しいと思うそんなラストだったです。

 

又吉直樹さんの執筆した火花の原作の実写化ともあり、見ごたえがあり、見に行って良かったと思ったのです。