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ヒトラーに屈しなかった国王ーネタバレ&感想

映画「ヒトラーに屈しなかった国王」は、2017年の12月16日に劇場公開されて現在でも上映中のエリック・ポッペ監督による歴史ドラマになっております。

 

第二次世界大戦下でのノルウェーを舞台に設定して、民主主義を貫き通したひとりの国家元首の実話に迫っていきます。

 

僅か3日間の短い時間の中に濃縮されたドラマを通して、自由と平和について考えさせられるストーリーになります。

 

1940年の4月9日ヨーロッパにファシズムの嵐が吹き荒れる中で、ナチスのノルウェー侵攻が始まっていきます。

 

時の国王であるホーコン7世は、政府首脳とともに戦火に包まれた首都のオスロを脱出します。

 

王が乗っている列車が爆撃をくらいますが、とっさの機転を利かせて一命をとりとめます。

 

敵陣に乗り込もうとする王子を諫めつつも、ヒトラーを恐れるドイツ公使に檄を飛ばします。

次第にドイツ軍の攻撃が激しさを増していく中で、降伏か抵抗が重大な決断を迫られていきます。

実在するノルウェーの国王に、デンマーク出身のイェスパー・クリステンセンが迫真の演技でアプローチをしているのが良かったです。

不安げ表情を隠すことができない孫たちに寄り添いながら、決して弱みを見せないシーンには心温まるものがありました。

 

70年以上前の史実を扱った本作品を見ていると、ノルウェーの現在のホーコン皇太子の姿を思い浮かべてしまいました。

 

シングルマザーの女性との結婚を選び、多くの国民やメディアがそれを支持したことは有名な話です。

 

ホーコン7世の曾孫にあたる皇太子ならではと、不思議と納得してしまいました。

おおらかに多様な価値観や考え方を受け入れていく、ノルウェーの国民性や風潮が垣間見えるようなきました。

 

戦争という極限状況下でひとりの人間が選んだ選択肢が、未来を切り開いて今の時代に繋がっていることが伝わってきました。

 

スザンネ・ビアやラース・フォン・トリアーをはじめとする、北欧映画が好きな方にはお勧めになります。